管理医師のブログ

2014年11月 7日 金曜日

血管の病気〈8〉...閉塞しない動脈硬化

動脈の病態としては【閉塞する】【狭窄する】病態のほかに、【拡張する】【破綻する】病態があります。今回のブログ記事から今しばらくは、【拡張】【破綻】について記述してみます。


3種類の動脈硬化
血管の病気〈1〉~〈7〉では血管が【閉塞する】【狭窄する】病態について記述してきましたが、実は動脈硬化にも種類があって、そのうちのひとつ、動脈の閉塞や狭窄に係わるアテローム硬化というタイプの動脈硬化について解説してきた、という言い方が正確なのでしょう。
動脈硬化は教科書的に説明しますと、下の図に示しますように【アテローム(粥状)硬化】【メンケルベルグ型硬化(中膜硬化)】【細動脈硬化】の3種類です。閉塞する、つまり、【梗塞】をおこす、動脈硬化は【アテローム(粥状)硬化】として既にご案内してきましたが、今回以降は、しばらく、動脈が【拡張】【破綻】するタイプの動脈硬化である【メンケルベルグ型硬化(中膜硬化)】と【細動脈硬化】を説明してみます。



動脈の構造
なぜ、このようにいろいろな動脈硬化の起こり方があるのか?という問いには、動脈にもいろいろあるからです、という答えになります。動脈は下の図に示しますように、3層構造です。動脈にも、太い動脈~細い動脈までいろいろありますが、例えば細い動脈では3層構造の一番外側の外膜部分がほとんど発達していませんので、3番目の【細動脈硬化】という様式を呈し、破れやすい動脈硬化となります。3層構造のどの層が厚いのか?薄いのか?で動脈硬化の起こり方が違ってくると考えてくださって良いでしょう。





長くなってきましたので、今回のブログ記事は終わります。次回は血管の勉強をもう少し。

(記載、管理医師;佐々木)

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投稿者 医療法人社団ささきクリニック

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