管理医師のブログ

2014年8月27日 水曜日

心臓に動脈血を供給する冠動脈

血管の働きは「酸素・栄養に富む血液を運搬すること」と記載しましたが、休むことなく拍動し続けている心臓に対しても、当然、酸素・栄養に富む動脈血を供給しなくてはいけません。この心臓への供給路としての血管は冠動脈と呼ばれます。2本の冠動脈はともに大動脈に端を発しています。冠動脈も我々循環器内科医の守備範囲です。


大きく、右冠動脈/左冠動脈に分けられます。心臓のポンプ機能に大きく関わる左室に動脈血を供給する左冠動脈のほうが、右冠動脈より発達しています。

(記載、管理医師;佐々木)
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投稿者 医療法人社団ささきクリニック | 記事URL

2014年8月22日 金曜日

血液の逆流を防ぐ弁

心臓の4つの部屋(右房、右室、左房、左室)の中でも血液は流れているのですが、一方通行です。一方向にのみ、液体を搬送する構造は実に機械的で、いわゆる弁(バルブ)構造です。そんな機械仕掛けが我々の心臓の中にも組み込まれています。血液という液体の流れは(上大静脈/下大静脈)→右房→右室→(肺動脈→肺→肺静脈)→左房→左室→(大動脈)という順序です。房→室、室→動脈、それぞれの繋ぎ目で、先ほど述べました通りの血液が逆流しないように(一方向にしか血液が流れないように)弁という構造物があります。右房→右室に三尖弁、右室→肺動脈に肺動脈弁、左房→左室に僧帽弁、左室→大動脈に大動脈弁が備わっています。

  房→室 室→動脈
三尖弁 肺動脈弁
僧帽弁 大動脈弁



ただし、静脈→房の繋ぎ目には弁という構造物がありません。弁という構造物がないということが、不整脈に及ぼす影響については2014-8-20のブログで記載した内容と重複することになりますので、ここでは割愛します。

(記載、管理医師;佐々木)
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投稿者 医療法人社団ささきクリニック | 記事URL

2014年8月20日 水曜日

心臓と血管の接続

動脈という血管と心臓というポンプを繋ぐ部分は2箇所。動脈の元(上流)をたどっていくと必ずこの2箇所どちらかにたどりつきます。右(心)室と接続している動脈が肺動脈、左(心)室と接続している動脈が大動脈です。いちばん直径が大きい動脈はこの大動脈が心臓との接続部で、成人の場合、直径は20~30mmほどあります。
後に触れることになると思いますが、大動脈と左室の接続部には冠動脈という心臓の筋肉(心筋)に酸素に富む動脈血を供給する冠動脈の起始部があります。

一方、静脈という血管と心臓というポンプを繋ぐ部分は計6箇所あります。静脈が流れていく先をたどっていくと必ずこの6箇所のどれかにたどりつきます。上大静脈と下大静脈はそれぞれで右(心)房と接続しています。肺静脈から左(心)房への接続は4箇所です。


これも後に触れますが、この右房・左房と静脈の接続部が心房細動や心房粗動という脳梗塞と大きく関係する不整脈の発生源となります。電気的に活性な心房筋組織と電気的に不活性な血管組織の接続部はなだらかに移行しているのですが、この部分が電気的に不安定なんでしょうね。対して右室・左室と動脈の接続部が不整脈の発生源とならないのは弁(肺動脈弁・大動脈弁)という電気的に絶縁な構造物に仕切られているからかもしれません。

(記載、管理医師;佐々木)
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投稿者 医療法人社団ささきクリニック | 記事URL

2014年8月16日 土曜日

動脈と静脈を繋ぐ毛細血管

前回、動脈と静脈の話題を提供しましたが、この二つの血管は体の末梢で繋がっています。この二つの血管を繋ぐのは毛細血管(直径;5~10μm=0.005~0.010mm)と呼ばれる眼に見えないような細い血管です。



赤血球は直径が7-8μm、厚さが2μm強ほどの両面中央が凹んだ円盤状の形状をしていますから、いかに毛細血管が細いか、想像がつくでしょう。赤血球1個が通過できるか?どうか?程度の血管です。抵抗血管とも表現されます。この血管の異常反応によって、高血圧症が発症しますので、循環器内科の領域でも最も重要な構築物のひとつといえるでしょう。
毛細血管の異常反応によって高血圧症が発症することに関しては、【「高血圧の原因は動脈硬化?」2014-3-30ブログ記事】(http://www.sasaki-chiken.jp/blog/2014/03/post-7-804653.html)に記載がありますので、閲覧してみてください。

(記載、管理医師;佐々木)
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投稿者 医療法人社団ささきクリニック | 記事URL

2014年8月14日 木曜日

動脈と静脈

当診療所が標榜している循環器科の「循環器」についてご案内していきます。
まずは循環。循環は体循環系肺循環系で構成されているのですが、今回はこれについて。
(門脈という循環系もあるのですが、これは割愛します。)
体循環系と肺循環系の中心は、なんと言っても心臓。心臓は動脈から血液を送り出すポンプの役割を果たす臓器で、4つの部屋から構成されています。4つの部屋は右心房、右心室、左心房、左心室です。ポンプの役割の中でも血液を心臓からしぼりだす(拍出)働きは心臓の筋肉(心筋)が担っています。この心筋が拡張・収縮を繰り返すことで血液は体循環系と肺循環系に供給されます。



血管は血液が流れている管です。心臓というポンプから送り出される血液を引き受ける血管が動脈です。逆に心臓というポンプにかえっていく血液が流れている血管が静脈です。体循環系と肺循環系とにそれぞれ動脈と静脈がありいます。体循環の動脈の働きは酸素に富む血液を全身に運搬することです。一方、肺循環の動脈の働きは酸素に乏しい血液を肺に送り出すことです。肺でガス交換した後の酸素に富む血液を心臓に送り返す働きは肺静脈が引き受けます。

(記載、管理医師;佐々木)
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投稿者 医療法人社団ささきクリニック | 記事URL

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